2019年12月6日金曜日

ハイレゾオーディオは本当に24bitDACなのか?

最近のマザーボードに乗ってる音源チップはだいたい24bit96kHzのHDオーディオなのですが、どのくらいいい音なのか気になったので実験してみました。


使用したサンプルデータは

Audacityで波形を確認すると、確かに2倍のサンプリングレートになっています。
ですが、実際に音を聞いてみると、その差がさっぱり判別できません。


■使用した機材
普通のPCのスピーカ、イヤホン、ちょっと高級なスピーカなど、いろいろ試してみましたがはっきりとした差が感じられません。
(ホコリがすごいですが気にしない)

■音源チップを疑ってみる
Z390 Pro4に乗っている音源チップは 
Realteck ALC892

仕様には support 16/20/24bit PCM format 
とありますが、その2つ上の行を見ると
DACs with 95dB SNR
とあります。
単純に、24bitのDACであれば144dBでないとノイズに埋もれてしまうのではないか?という疑問が浮かびます。

以上を踏まえてもう一度スペックシートを読み返すと、
書かれているのは”24bitの入力をサポート”
どこにも24bitDACを使用しているとは書かれていません。

つまり
 ”HD-AUDIOの24bitフォーマットは受け付けますよ。ただし24bitで出力しませんよ”
というわけです。
実際にALC892を分解して中の回路を見たわけじゃないので断定はできませんが、
24bitDACが入っていない可能性は高いです。

■ほかのオーディオDAC製品のスペックシートを見てみると‥
どの製品も、”24bit入力をサポート(DACが24bitとは言ってない)”
としか読み取れない記述ばかりでした。

■結論
耳の良さには多少自信があったので、ハイレゾオーディオの良さを確かめようとしたわけですが、実際のところ16bit48kHzでも24bit96kHzでも大差はなく、しかもDACチップが24bitを出力していない可能性が高いです。

AUDIOはオカルト( ゚Д゚)

機会があれば本当に24bitDACではないのか確かめたいと思います。

■追記
個人的には、オーディオにお金をかけるならエンクロージャだと思います。
以前、エンクロージャをたこつぼで作ってみましたが、とても私好みの音がでました。

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