秋月電子で販売している液晶ディスプレイAQM0802とAQM1602は、I2C接続でArduinoやESP32、RaspberryPiPicoなどに接続できます。動作電流が1mAなので、電池駆動したい場合などに重宝します。
ただ、文字が小さいため、温度や時刻などを表示すると空白が余ります。そこで大きな数字を表示できるようにしてみました。
(ちなみに、ここに書いた方法以外にも、FunctionSetコマンド(0x38)を送信してDHを1にすることで、縦が2倍のdoubleHeightFontを使うことができます)
RaspberryPiPicoとAQM0802の接続
- Pico -> AQM0802またはAQM1602
- GP20(I2C0SDA)-> SDA
- GP21(I2C0SCL) -> SCL
- 3V3 -> VDD
- GND->GND
RESETは変換基板上でVDDにプルアップされているためオープンでOK
ArduinoUNOなどの5Vデバイスで使用する場合の注意
SDA、SCLにレベル変換を入れるほうが良いと思います。
(入れなくても3.3Vにプルアップすれば動きますが、壊れても文句言わない)
Picoのボードファイルについて
mbedにする場合、SDA、SCLはGP6、GP7に固定されていますので注意が必要です。
特別こだわりがなければ、'Earle F. Philhower, III'バージョンを使ったほうがI2Cのピンを変更できたり、いろいろ便利です。
他の液晶
似たような液晶パネルに、ACM1602NIなどがありますが、キャラクタパターンが違うので使えません。